むちうちとは?交通事故後の症状で一番多い症状を詳しく解説!
あしや鍼灸接骨院に来られる交通事故後の患者様の症状でもダントツに多いむちうち症。
交通事故によるものでは、一番多いとされています。
「車で信号待ちをしていたら追突されて、それから首が痛くて辛い」
「後続車に追突をされて、その後、肩が重だるく、手がしびれる感覚がある」
「交通事故後2週間ほど経ってから、首肩周りが痛く感じる」
など、首や肩、腕周りに痛みや痺れ、だるさを感じる方が多いです。
今日は、交通事故後に多い、むちうちの症状や治療法、後遺障害について説明していきます。
1. むちうちとは?どのようにしてむちうちが起こるのか
交通事故の症状で一番多い首のむちうち。
むちうちとは、後続車による追突などの交通事故の衝撃で、首の部分に過剰に力が加わることで生じます。
頚椎と言われる首の部分が、衝撃によって、むちのようにしなる動きをすることによって、首の部分の筋肉、靭帯に生じる損傷のことをいいます。
交通事故による強い衝撃を受けたときに、頚椎がむちのようにしなる動きをすることから、むちうちと呼ばれています。
また、むちうちは正式な傷病名ではありません。
病院で検査をして診断書に記載される名称はさまざまで、「頚椎捻挫」「頚部挫傷」といった診断名があります。
2. むちうちの症状にはどのようなものがある?
むちうちの症状で多いのは、首周りの筋肉に痛みがある場合が多いです。それだけではなく、肩から指先までに痺れが生じたり、交通事故後数週間経過してから、めまいや耳鳴りといった症状が現れることもあります。
そのため、交通事故後数ヶ月は痛みや痺れに悩まされ、日常生活や仕事に支障が出るケースが多いです。
むちうちの症状は交通事故直後から症状が出るケースもありますが、少し時間が経過した後から出てくることも多く、またMRIやレントゲンでは骨などに異常が見られない為異常なしと診断されてしまう場合もよくあります。
交通事故に遭われた場合で、以前に比べて何か体に違和感を覚えた際は、必ず一度医師に相談し診察を受けるようにしていください。
3. むちうちの5つのタイプと特徴
むちうちは、どの部分にどのような損傷をしたかによって、5つのタイプに分類できます。それぞれのタイプの症状を見ていきましょう。
(1)頚椎捻挫型
頚椎捻挫型は、首周りの筋肉や靭帯が過度に伸びたり、部分断裂を起こしたりするものです。首の動きの運動制限や首を動かすときの動作時痛があります。むちうちの多くがこのタイプだと言われおります。
(2)神経根症状型
頚椎には大事な神経が通り、末梢神経である「神経根」と呼ばれる部分にダメージを受けている場合があります。
運動制限や動作時の痛みに加えて、感覚障害で肩から手先にかけて痺れや重だるさを感じることがあります。また、物を握るときの握力の低下なども見られます。
(3)バレー・リュー症候群型
こちらの症状になると頭痛やめまい、耳鳴り、吐き気といった症状から、さらに酷くなると視力や聴力の低下など様々な症状が現れます。動作時の痛みは減少されても、上記の症状だけが残る時もあります。
(4)混合型(神経根症状型+バレー・リュー症候群型)
神経根症状型の症状に加えて、バレー・リュー症候群型の症状も合わさる場合もあります。
(5)脊髄症型
酷い衝撃になると、脊髄というところまで影響を及ぼすこともあります。
手足の痺れや足を引きずるような歩行(痙性歩行)、手先の細かい動きができない、筋力低下や膀胱障害など多岐に渡ります。
脊髄に影響を与えることから、むちうちとしてよりも脊髄損傷として扱われることも多くなっています。
4. あしや鍼灸接骨院でのむちうちの治療法
むちうちの症状は、痛みや痺れなど本人にしかわからない症状が多いので、具体的にどのようなシーンで痛みや痺れが現れるのかを伝えることが大切になります。
(1)安静
交通事故直後は安静にすることが大切です。
この時期にはできる限り早く症状から改善していくために、微弱電流機器エレサスを使って施術を行っていきます。
(2)エレサス
あしや鍼灸接骨院のオススメ治療器であるエレサスは、損傷を受けた細胞を微弱電流により活性化させ、組織の修復・再生を促進させて、痛みの原因となる細胞の異常を正常な元の状態へと導いていきます。痛みの原因となる箇所にアプローチをすることで効果的に体内の自然治癒力を引き出しながら痛みの緩和、そして痛みの改善へとつなげていきます。
またエレサスを使った後は、体内に正常な微弱電流が流れるので、治療時間がわずかでも、効果は長続きします。
このような理由から、プロトップアスリートも使用しております。スポーツ選手に多い大腿部やふくらはぎの肉離れでは、急激に筋肉が引き伸ばされる事で筋肉が損傷し症状が発生します。
肉離れは痛みのある箇所のみが問題でその箇所だけ治療したら良いと思っている方、多くはないでしょうか。実は痛めた患部だけではなく、皆様の姿勢やカラダの使い方によっても発生や悪化・再発しやすいという事をご存知でしょうか。手足を動かすのは背中や腰の体幹部分です。人間の身体は、筋膜という一枚の膜で覆われています。筋膜は疲れている箇所や無理に動かすとコリが生まれ硬くなります。そして一部分が硬くなると、筋膜はその箇所に引っ張られ手足などの動きに支障が出てきます。その結果、動かしにくくなった身体を無理に動かす事で、肉離れを発生させる事も多々あります。その事を知らず、痛みのある箇所だけを治療して痛みを取り除いても痛みが再発してしまいます。
(3)鍼灸
(4)筋膜リリース
5.むちうちの治療を整形外科と鍼灸接骨院の両方で受けるべき理由
むちうちの症状や状態に問わずですが、まずは整形外科にいき医師からに診断をしてもらうことが大切になります。
むちうちは上記で述べたように他人には痛みや痺れの感覚がわからないものになるため、より一層、検査等を受け、事故との因果関係を証明していく必要があります。
そして、継続して施術を受けるためにも、定期的に医師からの診断を受けることが非常に大切になってきます。
交通事故の施術に関しては、整形外科との併用で、当院のような鍼灸接骨院も通院が可能となっております。
整形外科では満足のいく施術を受けることができない場合も多くありますので、当院で施術を受ける方も数多くいらっしゃいます。
7.むちうちの治療期間の目安
むちうちの症状は様々ですが、交通事故後6か月以内に治療期間が終了する方が多いです。しっかりと適切な施術を受けることで、後遺症が残ることなく、元通りの生活に戻れることがほとんどです。
監修
柔道整復師 松本 哲:大学卒業後国家資格である柔道整復師の資格を取得。2012年Conditioning LABO animom設立。スポーツ選手芸能関係者から子どもまで、多くのクライアントの肉体改造や治療に携わる。あしや鍼灸接骨院代表/柔道整復師/日本サッカー協会公認B級コーチ/キッズリーダー